パーソナルスペースが広すぎる

 

実家に戻ってしまったので地元の世界に引き戻されてしまったという感じがする。

仲が良い子たちとは地元から離れていようが、会う頻度が減ってしまおうが、なんらかの形でつながっているし、それで満足なのに。

いらん情報は母経由で来る。親同士が仲良くしている人が多いから、私の同級生の名前を挙げて、誰がどこでどんな仕事してるだの、結婚しただの子供が生まれただの、悪気無く欲しくない情報をくれる。そうやって私の話も筒抜けなんだろうなと思いつつ、そりゃよかったねで終わればいい話ならまだしも、最近連絡取ってないの?って付くときもある。

世の中には電話やLINEだけじゃない交流の仕方があって、例えばゆるく近況をSNSで知っているってつながり方の方が自分には多い。何年かネット上で近況は知っていたけど、ふとしたきっかけでそういえば元気?会おうよってなることもあるし、しばらく会ってないけど元気そうならそれで良いって時期もあるし、投稿を見ていると久しぶりに会っても考え方がお互いに変わっていてなんとなく話が続けられないかもって思う人もいる。って説明をするのが面倒だし、SNSやってるの知られたくないし、そういうコミュニケーションをわかってもらえる気があまりしないので、「なんとなく知ってる」という答えをすることが多い。

 

私は自分のことを詮索されたくないと思うことがとても多くて、自分でも厄介だと思う。美容院に行ってもスタイリングのこと以外なるべく話したくないし、服を買いに行っても聞きたいことは自分で聞くから話しかけられたくないと思っている。そういうことをしなければならないお仕事なのは承知だけど。

先日も美容院でトリートメントをしてもらうときに、シャンプーは何を使っているかと聞かれて、どういう理由でそれが知りたいのかわからなくて答えたくなかった。市販のとあるものと答えたところで、結局それならトリートメントすごく効きますよって話だった。効かないと困るんだけどなと思った。そのぐらい小さいことを気にしてしまう。

以前、明るい前職の先輩から、キールズの化粧品がとても好きで良くお店に行くという話を聞いた。理由は質が良いのはもちろん、カウンセラーさんが丁寧に話を聞いてくれてコミュニケーションを取れるのが好きということだった。一度先輩と一緒に行ったとき、確かに丁寧に対応してくれて付き添いだった私にも親切にしてくれた。けど私はエネルギーと覚悟を溜めてからそれを振り絞るようにしないと行かれないなと思った。

聞かれたくないことが多分他の人よりも多いんだと思う。損だとは思ってるけどどうにもできない。自分に自信が無いから根掘り葉掘りされるのが異常に怖いんだと思う。心理的なパーソナルスペースがものすごく広い。

 

そんなことを考えていたのも、今日マンションの入口で同級生にすれ違ってしまったせいで。同じマンションにいるのに中学卒業から全く顔も見なかったし、嫌悪とかじゃなくてお互いがまるで興味無いんで連絡も取らないし(そもそも連絡先を知らない)、ネット上だろうと知り合いかも?とお節介なサジェストもされないような人で、すれ違い際に顔を見て2秒後ぐらいに気が付いた。多分向こうも。そしてお互いに何事も無かったかのように通り過ぎた。ああ地元に戻ってしまったなと思う。地元が同じだけでみな友達、誰がどこで何してるかみんな知ってる、みたいな世界を否定はしないけど自分には息苦しく感じる。

ここまで愚痴ばかりになってしまった。

早く家を出るために頑張る。どうにも出来ないことや、変えられないことはたくさんあるけど、自ら動くことを大事にしないといけないなと改めて思った。